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2006年 05月 05日
必要のない進化と価値のある進化
スポーツバイクは日々変わるもんです。
ところがあまり変化がめまぐるしいのも、疑問がわくものです。
近年のその変化の中心にいるのがシマノです。

ギアの多段化なんかもそう。
5→6→7→8→9→10とリアのスプロケットが増えてきた。
正直7段あればツーリングぐらいなら別に不自由しないんですがね。
この結果上級コンポから順番に段数が増えてしまい、
古いのとは互換性がなくなってしまった。
おいらのところには10段を除いて、各ギアがある。

機能が複雑化してしまうのもある。
象徴的なのがディスクブレーキ。
今では10万以下の完成車でさえディスク付き。
こういったものも進化というか疑問。
普通のが完成車に少なくなってしまった。

このシマノの次々と新しい規格をつくる戦略は好きではない。


で、だいぶ前置きが長くなったのだが
昨日コルナゴの試乗の際にMTBも乗せてもらった。
ブレーキレバーがフラットバーに対応した、デュアルコントロールレバーだったのだ。

必要のない進化と価値のある進化_a0034181_214141100.jpg


おいら的にこのファーストインプレの中では「けっこういいじゃないか、」
というインパクトがあった。
ブレーキレバーを下の押し込んだり、上に跳ね上げるとギアが変速する。
スムースさというより使っているとおもしろさが伝わってくる。
これはレース用でなく普段でも使えるものです。
ラピッドファイヤーよりこまめな変速が多くなりそうです。
でも左には必要ないね、左は複雑化しないで今までのでいい。

もひとつ注目なのがホローテック2、ボトムブラケットがスルーアクスル化。
重いシャフトがなくなった。
これも従来の発想を越えてるから、これからならコレでしょう。
問題は今だとロードは105、MTBだとLXからなんだなぁ。

こういうのってひと目でパッと見わからないものだけど、
気が付くと感心しちゃうパーツです。

by anbsakura | 2006-05-05 22:02 | BICYCLE


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