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2014年 06月 25日
自転車のエピローグ-3
このブログのタイトルに空(そら)という漢字がありますが
別の読み方では空(くう)とも読みます。

自分でも意識してつけたわけではないですが
空(くう)というのを仏教的な意味するところは

すべてのものに固定的な実体、自性がないことを「空」という。

と説明してあります。
何のことかわからない人もいるかとおもいますが
全ての事象は自分の心に見えたものに過ぎず
それは必ずしも真実だとか絶対なものとは言えないということですね。

自転車で言うと今まで見ていたものが
心に変化が起こると以前とは見え方が違って見えてくるということです。

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少し前置きが長くなったけれど
これは自転車も僕の中で絶えず変化してきたことである。
しかも真実は無いのですから
今が絶対正しいということもないわけである。

自転車を長年同じスタイルで乗っている人もいます。
例えばずーとランドナーで、それが一番と考えている人。
でも、これは僕にはまったく合っていない。
自転車を何台も所有するのは無駄ではあるけれども
いろいろと乗ってみるといい…
というのが僕の考えである。

本当に実用から考えても何台も持つのは無駄であるし
家人からも冷たい目で見られること必須なわけだが
そうすることによって見えてくることが多いはず。

工芸品のような美しい自転車でも
錆びてしまった古い自転車でも
分け隔てなく見えてくれば空(くう)の世界が観えて来たといえるだろう。







by anbsakura | 2014-06-25 21:09


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