2006年 11月 16日
トンと書かなくなったデジタルカメラについて これと自転車についてと重ね合わせて書いてみよう。 デジタルカメラというのが一般的になってきた頃 おいらはすごく便利だと考えたのがPCで画像修正ができることだとおもった。 どんなにカメラの性能が良くてもカメラに人間のような脳があるわけではない。 いわば、写し取ったファイルは生の素材なわけである。 たまたま完璧だと思うような場合もあるが、ふつうは化粧をした方がいい場合の方が多い。 画像ソフトで自動調整というのもあるが、大抵は人間の目を使って直すわけである。 パソコン上で上手いな~っておもう写真は大抵いじってあるものですよ。 そこで問題なのが個人の見極める能力である。 おいらは初めホワイトバランスさえよく理解できなかった。 写った画像を見て「ホワイトバランス」が悪いというのを理解するまで時間がかかった。 それがわかるとすぐに気づくのだが、わからない時はわからないものなのだ。 同様にどんな画像に仕上げたいかというイメージを調整するにも見る力が必要になる。 この調合という味付けについては 長くやれば経験でわかることもあるが、やはり才覚という部分はどうしてもあるだろう。 ところで多くの人はデジカメを持っているのに、こうした作業をしない。 なぜでしょう? やり方がわからないからでしょうか。 たぶん違うでしょうね、その必要を意識しないからだとおもっています。 だいぶ前置きが長くなったけれど、自転車も同じではないでしょうか? 人によって微妙な差異を感じ取れる人もいれば、まったく意識しない人もいます。 あるいはどこかに問題があるとわかる人もいれば、気づかない人もいます。 自分ならどのくらいの「見極め」能力があるか考えて見るといいかもしれません。 写真というのはカメラでは決まりません。 スポーツバイクに乗るということは、カメラを使いこなすことと似ている気がする。 どんな高価な一眼デジタルを買っても、使い手がダメならダメ。 そんなに高級な自転車でなくとも、乗り手に調合する能力さえあればよい自転車になる。
by anbsakura
| 2006-11-16 22:15
| BICYCLE
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