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2007年 05月 04日
自転車の市場規模統計を疑ってみる
昨日書いたものをあらためて考えると、どうもおかしくないか?と後で気づいた。
ひとり年間千円だとしたら
ひとりが10万円の自転車を買ったら99人がO円とならないと平均にならない!
そんなハズはありませんね、
それとも「自転車本体はスポーツ用品と違う」なんておかしな話はないでしょう。

少なくとも10人にひとりくらいは自転車も買うでしょう。
それでも10人全員が一台買うのに10年のサイクルです。
金額の大小は別にして車両本体のみで平均を大幅に超えます。

そうなると・・・、考えられるのが
サイリング・サイクルスポーツ人口の母数が間違っていること。
これはもう確実でしょう。
そういえば少し前に「野球と自転車」で書いたサイクリング推定人口は182万人ですよ。
182万人でも怪しいのに、
それがレジャー白書だと1,570万人にもなっちゃうんですからねー。

自転車の市場規模統計を疑ってみる_a0034181_2135424.jpg


じゃー、昨日と同じく市場規模169億円を183万人で割ってみましょう。
そうすると平均でひとり年間9,234円と出ました。
この数字で1ヵ月770円を自転車のために使う金額です。

どうでしょう?
確かに自転車本体以外に何も交換しないで使うような人が多いから
こんなものかとか考えそうですが
しかしお金を使っている人は使いますからね。
手賀沼などで自転車ウォッチすると、自転車のグレードはひょうたん型をしている。
エントリークラスが大きいコブ、中間が少なく、高級車が小さなコブです。
思っているよりも「特別」の自転車はいます。

さらに案外と間接的な部分で使っていたりします。
例えば自転車に乗るために衣類やウェストバックや靴や帽子やサングラスを買う。
整備の工具やケミカル剤、電池、自転車関連の雑誌、地図などもろもろ。
こういう出費って自転車用品としてカウントされてこないとおもう。
ユニクロで「サイクロ」を買ってもサイクル用品ではありませんからね。
そーなると市場規模169億円よりさらに大きいはず。

どうも前回の統計、どちらも数値をそのまま鵜呑みにするのは問題ありそうです。

写真:小貝川を泳ぐこいのぼり

by anbsakura | 2007-05-04 21:49 | BICYCLE


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