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2008年 01月 13日
名もなき自転車デザイナー_1
いつも何かとケチをつけてばかりなので
たまには持ち上げてみたい。

昨日書いたようにルイガノは日本企画品です。
しかし、このルイガノのデザインが大いに受けたんですよね。
でも、ルイガノっていうのは有名なブランドというのではなかったわけで
ブランド品という名声はまったくないものでした。
だから知名度ではなくて、自転車のカラーリングがオシャレだというところで人気を得ている。
単純に白だと言ってしまえばそれまでで、そこには計算があるはずです。

この色戦略デザインがはまリ、あまり自転車に詳しくない人にも受けた。
むしろ知らない人の方が関心を持った。
そういう点でこのルイガノのデザインプロデュースって優れている。
いくら独創性があっても売れないなら商業デザイナーとしては優秀とはいえません。

名もなき自転車デザイナー_1_a0034181_23303945.jpg

さらに、
実はルイガノのフレームって(一台だけバラしたのを触れているだけですが)
とてもノーマルというか、既製品を使っているような特徴のないフレームです。
しかしフレームには独自性というのはないんですが、
それを自転車という完成品にすると、かなり独自性を感じるまでに仕上げます。
この力量も見事だし、統一感というのも失っていません。
ルイガノのデザイナー氏は自転車デザイン能力があるだけでなく
同時に相当に優秀なマーケッターである。

さて、ルイガノのデザイナーって誰なんでしょうね。
(ルイガノ氏ではないことは確かですがw)
自転車のモデルを見る限り自転車についての造詣もかなりのもの。
この人なくしてルイガノの今はなかったはず。


名もなき自転車デザイナー_1_a0034181_23311938.jpg


by anbsakura | 2008-01-13 23:49 | BICYCLE


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